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令和5年度いとしま市民ファシリテーター養成講座 開催レポート(前編)

毎年、定員を超える申し込みのある人気講座、「いとしま市民ファシリテーター養成講座」も今回で4年目になります。

今年度もたくさんのご応募をいただき、今回は令和6年1月11日から14名の方が「まちづくり」をテーマにファシリテーションを学ばれました。

開催レポートの前に、ファシリテーターってなに?というところですよね。

「ファシリテーター」・・・ 集会・会議などで、テーマ・議題に沿って発言内容を整理し、発言者が偏らないよう、順調に進行するように口添えする役(デジタル大辞泉)。

みなさんがどんなことを学ばれたのか少しだけ紹介します。
ではではレポートをはじめます!

第1回目(1月11日)

第1回講座の様子

講師は、鹿児島県日置市長の永山由高さん。奄美大島でお仕事中の永山さんと会場をオンラインでつなぎ、基調講演をしていただきました。

永山さんは、金融機関でお仕事をされたのち、地元鹿児島でファシリテーションを用いたコミュニティデザインが基盤のコンサルティングファームを立ち上げて活動され、2021年に日置市長に就任されます。永山さんが市長になる前、また市長になった後に手がけられた地域を盛り上げるためのさまざまな活動をご紹介いただき、その中でのファシリテーションのあり方についてお話いただきました。

「どんな取り組みもコミュニティの熱量を高め、当事者が本気になってこそ」
「正しさより楽しさの方が、何万倍も力がある」
そのためにわくわくの火種になるものをいつも考えているという永山さんのお話がとても印象的でした。

第1回講座の様子

後半の時間では、永山さんに直接質問タイムとなりました。

「地域や職場でどうやったら柔軟な組織がつくれますか?」
「職員など当事者の熱量を保つ秘訣はなんですか?」
「永山さんでも失敗したことはあるんですか?そんなときはどうするんですか?」
「手がつけられそうにないくらい難しい問題に立ち向かうには?」
などの質問があり、永山さんよりそれぞれの質問について丁寧な回答をいただきました。
どの回答にも永山さんの熱い想いが詰まっていて、受講生はたくさんの学びを得ていました。

永山さん、ありがとうございました。

第2回目(1月18日)

第2回講座の様子

講師は山口覚さん。
山口さんは「まちづくりの原点は話し合いである」との信念のもと、福津市津屋崎にて立ち上げた津屋崎ブランチを拠点に、全国各地で「対話」と「ファシリテーション」の意味と価値を広げる活動をされています。

山口さんの講座は「聞く練習」からはじまりました。聞く人は話す人が終わるまで黙って聞くという約束で話を聞きます。つい割って入ってしまいそうになりますが、我慢して聞きます。
これができない人って実は結構いるのです。
「あ、そういう経験自分にもあるね。その時は・・・」と話を奪ってしまう人。
「でもそれって・・・」と否定してしまう人。
対話の場で見かけたことはありませんか?

次に、山口さんがファシリテーターとなり、模擬ファシリテーションが始まりました。受講生は私立中学校の先生の立場で、「夏休みの宿題はいる?いらない?」のテーマで話します。受講生は会議のなかにも散りばめられた山口さんの一言や動きなどからもファシリテーションの技術を一生懸命吸収していました。

模擬ファシリテーション

振り返りの時間では、受講生の気づきを共有したり山口さんに質問したりするとともに、山口さんから「良い『場』ってどんな場?」「対話(dialogue)と討論(debate)の違い」「多数決をとるのは最終手段」などたくさんのことを教えていただき、受講生たちは頷きがとまりませんでした。

たくさん学び、頭がもやもやでいっぱいになりましたが、、「頭の中のもやもやは自分に問いかけてみる」ことを教えていただき、その結果残ったもやもやは次回山口さんがきてくれる6回目に持ち越すこととなりました。

山口さん、ありがとうございました。最終回もよろしくお願いします!

第3回目(1月25日)

講師は貴島道拓さん。
貴島さんは、一般社団法人yagocoloの代表理事であり、第2回講師の山口さんと同様、津屋崎ブランチで活動されている他にも、福岡テンジン大学理事としてなど、年間100回以上の対話イベントの企画・運営をされています。
この日は「ファシリテーションを体験してみよう」と題して、ファシリテーション実践にチャレンジします。

第3回講座の様子

最初に貴島さんより、ファシリテーションのいろいろな手法についてご紹介があり、これから実践する対話のテーマを決めました。貴島さんが提示した3つのテーマの中から1をみんなで決める時、「多数決」ではなく「ひとり3票投票制度」を採用された貴島さんの決め方に受講生たちは目からウロコが落ちていました。「絶対これがいい」という時も「1と2で決めかねるな〜」「どれも同じくらいいいと思う!」という時も、自分の気持ちを出しやすい3票投票は多数決とは違う結果になることを実感していました。

実践「ワールドカフェ」

投票の結果、テーマは「30代40代も参加したくなる地域活動とは?」に決定!
会議はワールドカフェ形式ですすめていきます。

「ワールドカフェ」・・・国を自由に旅する旅人が、カフェのようにくつろいだ雰囲気の中で対話を行うこと。

今回は会議を3回行います。受講生は4つのテーブル(国)に分かれ、1回目の会議をします。2回目は参加者が違う国に移動(旅)して1回目とは違うテーブルで違うメンバーと話し、3回目に元の国に戻ってまた話をします。
3回目に自分の国に戻った時には、他の国を旅した経験からの意見も言えたり、いろいろな意見で盛り上がり、あっという間に時間が来てしまいました。

ワールドカフェをやってみて、自分を旅人と仮定することで
「自由な感覚が持て、気楽に話せる!」
「意見が違って当たり前の感覚になれた!」
と驚きの声がたくさんありました。

貴島さん、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

前半(第1回〜3回)は今日で終わりです。
後半の講座のレポートもお楽しみに♪

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