二丈吉井にある赤米の田んぼが色づき、7月に苗を植えて描いた田んぼアートが見ごろを迎えています。
鑑賞会開催日には、クイズラリーや田んぼ横のテントでの物販販売が行われています。赤米、黒米などのお米や野菜、昔懐かしいポン菓子も。
クイズラリーのクイズは全12問。問題を解きながら、赤米の田んぼをぐるりと一周歩きます。実った稲穂やヒガンバナを間近に見ながら、子どもはトンボやバッタを追いかけながら、細いあぜ道を進みます。
お米にちなんだ問題から、今年の注目ワード、ウイルスに関するものまで、愛嬌たっぷりの超難問を考えたのは、二丈赤米生産組合の代表、吉住公洋(よしずみきみひろ)さん。「難しすぎる!」と家族から苦情があがったと苦笑いしていました。
吉住さんによると、赤米の穂先はステンドグラスに似た原理で日光を通し、赤く輝くのだそう。そのため、天候にもよりますが、田んぼに西日が当たる17時ごろが一番きれいに見えるといいます。
この日、テントで迎えてくれたのは吉住さんの娘の万葉(まよ)さんと、孫の愛(まな)さん。世間話をするうちに、福吉での暮らしや子育てについての話に花が咲きました。
私たちが毎日いただいているお米。農家の人から直接聞く話は自分事のようで興味深く、心に響きます。また博学で話好きな吉住さんがお米についてのみならず、自然界やウイルスとの共生についても熱く語ってくれますよ。
赤米鑑賞会は9月12、13日、19日~21日、22日の午後に開催。自然いっぱいの秋の棚田の風景に、気分もリフレッシュ!連休のお出かけにいかがですか?