令和3年9月22日、市役所の新庁舎建設に向けていよいよ丸田公園の解体工事が始まります。
約650本の植木が四季折々の装いで広場を彩り、来るたびになんだかほっとする居心地の良い公園でした。昭和55年の開園当初からある遊具は、その形や手触りに懐かしさを掻き立てられ、大人もつい童心に返って鉄棒やブランコで遊んでしまいます。
丸田池をぐるりと半周し、伊都恋橋(いとこいばし)を市役所の方へ渡って丸田公園に向かうのが私と子どものお馴染みの散歩コース。丸田池では、日向ぼっこするカメや羽を広げて休む鵜などの鳥たちが目を楽しませてくれます。春には満開の桜が池の周りを飾り、そのやわらかな景色に心が洗われるようです。(公園の再整備に伴い、このサクラも間引いてしまうそうです。残念…)
ベビーカーでお昼寝していたわが子もやがてヨチヨチ歩きをし、三輪車をこいだと思えば、今やキックスクーターで私の横を駆け抜けて行きます。丸田公園の中心に佇むクスノキも、そんな私と息子の歩みを見守ってくれていたような気がします。
再整備後の新・丸田池公園は、世代ごとに憩えるエリアが設けられ、幼児からお年寄りまで誰もがくつろげる場所になる予定。現在、東側の広場には真新しい遊具が着々と設置されています。
時と共に移り行く町の景色。この先、どんな新しい風景が生まれていくのでしょうか。