2024年の糸島新聞暑中号では、孫が食べたい「孫とおばあちゃんの『お結び』料理」を取材しました。今回はその時のこぼれ話をささ日でお届けします。
この取材で初めて「唐芋団子」を口にした私は思わずニヤリ。おいしくて食べ応えもしっかりあって、最高のおやつタイムとなりました。そんな素敵な「唐芋団子」を作ってくれたのは、熊本出身で現在は糸島市二丈深江に住む渡邉シゲ子さん(93)とその娘の古藤美保子さん(64)。
材料は、サツマイモ、小麦粉と砂糖というたったの3つ。サツマイモをゆで、半分は小麦粉と混ぜて生地にして、もう半分は砂糖とまぜて餡にする。生地を広げて餡をたっぷり入れるのがシゲ子さん流。それを蒸したら「唐芋団子」の完成です。シゲ子さんは、サツマイモをゆでる前に水にさらしてアク抜きをしていることも教えてくれました。
程よい甘味でボリュームもあるこのお団子。みそ汁に入れて食べてもおいしいと言うから驚きです。いつか自分で作って、その味を確かめなければという気持ちになりました!
この「唐芋団子」を2歳頃から食べている、シゲ子さんのひ孫ちゃんたち。おいしくて思わずテンションが上がります。
50代から日本舞踊を始め、ミニバレーもやっていたという、体を動かすことが好きなシゲ子さん。また日ごろから食生活で大切にしていることは?と聞くと、「なんでも食べる。納豆以外!」という答え。納豆以外というところがまた茶目っ気があっていい(笑)。元気の秘訣もわかった気がしました。