前原コミュニティセンターの名物事業である「子ども服リユース事業」。新型コロナにより活動を休止していましたが、今年5月から衣類の回収を再開しました。事業を行っているのは、前原校区ボランティアの会の皆さん。月1回、集まった子ども服を季節ごと・サイズごとに仕分けしています。
取材の日、コミセンの一室にぞくぞくと集まってくるメンバーたち。
「元気やった?」
「毎日暑いねぇー」
明るい声と笑顔が飛び交い、部屋は一気に賑やかに。出席をとり名札を受け取ったら、いざ、作業開始です。
手持ちのエプロンを掛けると皆さんの表情は一変、真剣モードに。声を掛け合い、てきぱきてきぱき…驚くほどスピーディーに作業が進んでいきます。
「これ、サイズどのくらいやろか?140くらい?」
「わぁかわいいワンピース」
「その花柄、あなたに似合っとーよ」
メンバー同士、相談しあったり笑いあったりしながら、終始とても和やかな雰囲気で作業していました。
若手メンバーの一人、渕上桃子さんは「皆さんとのおしゃべりがとっても楽しい。いい意味で気を遣わずにいられて、こういう雰囲気が好きです」と晴れやかな表情。2歳と1歳のかわいらしいメンバーも、皆に話しかけてもらったり試着モデルになったりと、なんだか嬉しそうです。
この日は衣類の量が少なめだったこともあり、1時間ほどで作業は終了。お茶で一息つきながら、皆さん世間話に花を咲かせていました。
会の代表を10年以上務める社家間満知子さんは、「あるものを活用して使い終わったらまた戻す、いわゆるリユースですよね。こういう事を自然にできる今のお母さんたちは、えらいなぁと思います」としみじみ語ります。同時に「この事業をこれからもずっと続けていきたい」と、活動を引き継ぐ若い人たちの参加に期待を寄せていました。
メンバーは、現在25人。事業の全面再開(常設お譲りコーナーと年2回のリユース展示会の再開)に向けて回収・仕分け作業に精を出しています。「お手伝いしてみようかな」という方は、ぜひお問い合わせを!
・リユース品をお持ち込みの際は、前原コミュニティセンター受付にて職員にお声掛けください。
・感染拡大防止のため、回収を受け付けているのは肌着以外の衣類と未使用のおもちゃに限ります。ベビーカー、チャイルドシートなどの大型リユース品の回収再開は未定です。
・衣類は、できるだけサイズ別に袋分けをお願いします。
※2022年8月の情報です。最新の情報は前原コミュニティセンターのHP(前原コミュニティセンターぬくもり (itoshima.lg.jp)でご確認ください。