曽根の住宅街を車で走っているとき、こんな看板を見つけました。
気になったので、後日行ってみました。
立て看板から少し入った先のお家に「富有柿直売します」と掲げてあり、訪ねてみると
軒下には、袋に入った柿がケースに並べられ、覗いてみると1袋400円、規格外(小玉サイズ)は300円と書いてあります。
代金箱が置いてあるので無人販売のようですが、インターホンを鳴らしてみるとお家から「はーい」と明るい声が。
お母さんが出てきてくれました。
お話しを伺うと、夫の正幸さんが栽培している柿を15年ほど前から自宅で直売しているとのこと。
直売の情報はここの立て看板のみで、毎年常連さんが買いに来たり、その柿をもらった方が美味しかったから、と買いに来る方がほとんどだそうです。
代金箱については「常連さんばかりで信頼しているからこの販売形態で大丈夫」と穏やかに話してくれました。
この日はなかったけど熟している柿は「ご自由にどうぞ」と無料!
後日また訪ねて、柿の木を見せてもらうとご自宅まわりには柿の木がたくさん!
けっこう通る道なのにこの場所にこんなに柿の木があったなんて知りませんでした。
「80本はあるんじゃないかな」とお母さん。
「1、2本は渋柿、他の木はすべて富有柿で、亡くなった(正幸さんの)お父さんから受け継いだもの」と教えてくれました。
柿を栽培している西原正幸さん。
「昨日は浮羽に行って柿農家の人に育て方のコツを聞いてきた。いつまで経っても1年生」と明るく話してくれました。
場所は銭瓶塚古墳の看板が目安。
脊振山系が望める場所なので「山が見えないと落ち着かない」と話すお母さん。
「50年前お嫁に来たときは、曽根には家が40軒ほどしかなかった」と当時の話も聞かせてくれました。
前原東中近くの曽根の入り口から曽根野球場まで延びる約2kmの道を中心に、今は住宅がずらっと並んでいる場所なのでびっくりしました。
愛犬のサクラちゃんが出迎えてくれます。
柿は果物のなかでビタミンCが豊富でみかんよりも多いそうです。
秋が深まり、これから本格的な寒さを迎えるシーズンに備えるべく、柿を食べて風邪予防&免疫力アップしたいですね!
【富有柿の直売所】
場所:糸島市曽根(銭瓶塚古墳の近く)
時期:~11月末ごろまで(なくなり次第終了)
※今年は10月16日に看板を立てたそうです