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全然参考にならない!志摩福の浦「糸島サンセットロード」案内

「糸島サンセットロード」は糸島の海沿いのドライブコースです。コースはいくつかあるんですが、その一つが志摩の岐志漁港から延びる福の浦コース。終点には「またいちの塩製塩所 工房とったん」があり、週末には本当に多くの人が訪れます。

福の浦のサンセットロードは天候が良いと、青い海と姫島、その先には呼子方面までが望めます。とても美しい眺めです。

青い海の先に見えるのは姫島。このあたりの海岸線はずっとこういう海の景色が続く

ですが、この記事ではそのへんの魅力ついては、もうこれ以上書きません。写真もこの1枚こっきりです。

ここからは、私の超主観で福の浦サンセットロードを案内します。
華やかではありません。映えてません。全然参考になりません。私1人だけが面白がっているだけのコース案内です。ご了承ください。

福の浦への道は、カキ小屋が並ぶ岐志漁港がスタート地点です。漁港を西方面に進みます。すると、思わず目を奪われるのが、波止場のそばにでっかいクレーンを積んだ海洋作業船!

ファンタスティック!

エメラルドグリーンのKOBELCOクレーンのブーム(腕の部分)の長さ、尻(動力の部分)のでかさ、波止場に置いているバゲット(クレーンの手の部分)のゴツさ。港湾作業船の圧倒的迫力にため息がこぼれます。

保有する「久保建株式会社」のWEBサイトで調べたところ、この作業船は「第一彰龍丸」という名称で全長は65m!幅が23mもあります。小学校プールが25m×10mぐらいだから、だいたい横に6個ぐらい並ぶ大きさでかい!

休日だったので動いていません

クレーンのブームは約40mあり、最大吊り上げ能力は310tもあります。平日に近くを通りかかると、コンクリートのプレートのようなものを船に積み降ろしていました。何の工事なのかはよく分からないですが、巨大なクレーンがブームを上げ下げし、水平転回している様子は重機好きにはたまらないものがあります。

アタッチメントのバゲットもでかい!

サンセットロードを西に向かって走らせ、福の浦の集落にさしかかると、福の浦コミュニティセンターがあります。その斜め向かいには、海を背にして石碑が建っています。

正面の文字は達筆な文字で、どうやら「上野好太郎之碑」と書かれているようです。側面を見ると「大正十一年九月建立 福浦中」と彫られていました。大正11年は西暦で1922年。今から約100年も前に建てられた古い石碑です。裏側に碑文があるのですが、漢文であるうえに海風で一部摩耗しており、なかなかすぐには判読できませんでした。

ちょうど近くを通りかかった地元のおばあちゃんに話を聞いてみましたが、「何なのかねぇ。私が子どもんころからあったけど、気にしたことなかったけん、よう知らんです」とのことでした。
その後、知り合いのつてで、上野好太郎さんは約150〜100年くらい前に、福の浦のために私財を使って貢献したらしい、という話を聞きましたが、分かっているのは現段階ではここまでです。これは、ちょっと別の機会にしっかり深掘りしたいと思います。

上野好太郎さんの石碑から更に西に進むと、福の浦漁港になり、その先は「またいちの塩のとったん工房」です。土日は多くの人が訪れるため、漁港の駐車場を有料にして工房のスタッフが交通整理をしています。
その駐車場のそばにひっそりと佇むのが綿積神社(わたつみじんじゃ)です。

またいちの塩「とったん工房」を訪れる人たち。駐車場も車がいっぱい

「わたつみ」は「綿津見」「海神」とも漢字があてられ、海の神を表すと言われており、海のそばに祀られていることが多いです。

参道の階段は中央部に四角のタイルがはめられていて、なんだかモダンな感じ。境内には質素な木造の社があります。地域の人によって丁寧に清められていました。

社のそばには積み重ねられた丸石がありました。糸島の神社では夏のお潮井の祭典で丸石を積むところがあると聞いたことがあります。綿積神社の祭典が同様なのかどうかは分かりませんが、積まれた石からも地域の人とのつながりを感じます。

というわけで、海洋作業船、石碑、小さな神社というかなり地味なスポットを取り上げた、私だけが楽しい福の浦サンセットロードの案内でした。

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この記事を書いた人

糸島市在住のフリーライター・企画ディレクター。糸島のシンボル可也山(365m)が365日眺められるところに住んでいるが、登山歴はまだ4回。2回死にかけ、1回遭難しかけた。土木と物流と地名と炭水化物が好き。妊婦ではありません。