例年より早い梅雨入りをした令和3年。5月の梅雨の合間の晴れ日を縫って可也山に登った。冬や春の間は、1日雨が降ったくらいではあまり地面がぬかるむことはなかったけれど、流石に連日の梅雨のあとの登山道はだいぶ湿り気を帯びていた。
道中には春の初めには若葉だったシダがしっかりと胞子を散らす準備をしていた。
3月ごろは花をつけていた野イチゴも真っ赤な果実を熟してた。
展望台に上がって周囲を見渡すと、志摩の吉田あたりでいくつか野焼きをしているようだった。この時期、農家の人たちは、ため池周辺や田んぼの土手に伸びた草を刈るので、もしかしたらその草を燃やしているのかもしれない。白い煙が静かに立ち上っているのを高いところから見下ろして眺めるのは、なかなか珍しい機会。
ところで、今回山道を歩きながら、あちこちに、こういうのを見かけるんだけど、これは・・・一体・・?
❗️💩❗️
冬や春の間にはそんなに目にしなかったんだけど、ここ1ヶ月ぐらいでちょいちょい見かけるようになった。何の💩なのかわかんないけど、消化しきれない木の実が残ってる。こうやって木は実を鳥や獣に食べられながらも、種を💩の中に残して別の場所で芽吹くのだなあと、自然の営みのスケールを実感した梅雨の合間の可也山だった。