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可也コミュニティセンターの”名物館長”末永さん、退任

 可也コミュニティセンター(旧可也公民館)で13年にわたって公民館長、センター長を勤めてきた”名物館長”末永誠一郎さんが、令和3年度末で退任しました。最後の勤務日だった31日には、末永さんに可愛がられたり叱られたりして親しんできた小学生や卒業生たちが次々と感謝の気持ちを伝えるために可也コミュニティセンターを訪れました。

末永さんは旧可也公民館(現可也コミュニティセンター)の館長の時期が長かったため、子どもたちは今でも愛称で「館長」と呼びます。


 末永さんが13年前に可也公民館(当時)の館長に就任したのはまだ糸島市合併前の志摩町時代。「校区の方々にとって、なくてはならない居場所作り」に取り組んできました。特に小学生を対象にした「かやっこアンビシャス広場」には思い入れが強かったと話します。

「かやっこアンビシャス広場」は毎週火・水・土に可也コミュニティセンターで開所して学習、自由遊び、スポーツや体験活動に取り組んでいます。小学生が地域のボランティアの方と活動することも多く、農園を借りて芋苗植えをしたり、農家の協力を得て大豆を拾って豆腐や納豆を作ったり、歴史の学習で海水から塩を作ったりなど、地域の知恵を学んだり体験したりする機会となっています。

近年力を入れていたのは「折り紙ヒコーキ」。子どもたちはA4のコピー用紙で手折りして作るシンプルな紙ヒコーキを、遠くに飛ばしたり、長く飛ばしたりするにはどうしたらいいのかと、協力しあって工夫をこらしていました。

太宰府のとびうめアリーナで開催された紙ヒコーキ大会


かやっこアンビシャスは学校や家庭では学べないことを、地域の人から伝承してもらえる貴重な場だったと同時に、子どもたちがコミュニティセンターに親しむ機会にもなっていました。また、可也コミュニティセンターに1週間寝泊まりして学校へ通う「通学合宿」も、末永さんが始めた事業で、子どもたちにとっても思い出の深い行事でした。

通学合宿最終日の様子(2018年)

 末永さんは退任日に訪れた子どもたちから手作りの色紙や折り紙の花束などを受け取り、普段は「こらっ、ちゃんと目を見て挨拶せんね!」などと愛情を込めた怒り顔が、この日は涙で潤んでいました。子どもたちに地域とのつながりを作ってくれた末永さん、どうもありがとうございました!

なお、今年度末で7年にわたって、末永さんとともに子どもたちの活動を進めてくれていた公民館主事の佐田伸一郎さんも異動となりました。佐田さんにも子どもたちは大変お世話になりました。ありがとうございます。

職員の方から立派なランを贈られた末永さん。右端が佐田さん。
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この記事を書いた人

糸島市在住のフリーライター・企画ディレクター。糸島のシンボル可也山(365m)が365日眺められるところに住んでいるが、登山歴はまだ4回。2回死にかけ、1回遭難しかけた。
→2021年に何に取り憑かれたのか、可也山に登らずにはいられない体質になり、月3〜5回登頂している。でも痩せない。
土木と物流と地名と炭水化物が好き。妊婦ではありません。