糸島市志摩御床にある引津コミュニティセンターは、引津小学校に近接し、災害時の避難場所にもなっている。同センターは平成2年に建設されてから30年以上が経過し、老朽化していた。建物の長寿命化を目指し、令和4年度に大規模改修を実施。引津校区は糸島にある15校区の中で、高齢化率が1番高く、バリアフリーな改修内容となった。大規改修工事は外壁塗装、全電球のLED化、自動ドアの設置、和室の会議室を洋室へ変更、手すりの設置、男性トイレの改修など多岐に渡り、同年12月に完成。
利用者からは「自動ドアになり、荷物を持ったまま入れるようになった」「廊下が長いけれど、手すりがついたから助かる」「洋室の会議室になったことで、椅子に座れる。足が悪くても安心して使えるようになった」など、喜びの声が上がっている。センター長の上野功さんは「みんなが気軽にサークルやおしゃべりを楽しめるような、交流の場にしていきたい」と語った。