糸島市内で、筑前前原駅の次に利用者の多い波多江駅。
昨年10月末には、自由通路の運行開始、さらに南側にエレベーターが設置され利便性が向上しました。
この波多江駅の北口を出てすぐ近くにあるJA糸島波多江支店の隣の場所で、約20年続く直売所があります。
「波多江ふれあい市 農の駅」
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取材依頼のときに「いつも開店と同時にお客さんが一番入ってくるから、15時半頃には商品がかなり少なくなっているよ」と聞いていましたが、当日直売所の光景を見てその言葉に納得しました。
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こちらは、オープン前にお客さんを待つ新鮮野菜や果物の数々。
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加工品は梅干しや旬の野菜のお漬物が並びます。
前に買った山本さんの柚子大根が美味しくて、取材後再び購入しました。
袋にずっしり入って100円!ご飯のお供にありがたいです。
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お客さんが落ち着いた後は、波多江駅近くの場所ということもあって、電車の利用者が買い物に来ている様子でした。
今の営業場所には、元々Aコープが入っていたそうです。
この周辺で他に昔と変わったところを代表の陶山さんに聞くと「毎日見ている場所だから変わったところはあまり分からない」とおっしゃっていましたが、駅近くにあるスーパー「マルコーバリュー」は、踏切近くにあるマンションの場所に元々あり、移転して今の場所になった、と教えてくれました。
また伊都菜彩が平成19年(2007年)にオープンしたとき、波多江ふれあい市をやめる話も出たとのこと。
しかし、ふれあい市のお客さんはほとんどが近くに住んでいる人たちで「伊都菜彩まで歩いて買い物に行くのは遠い」という意見もあり存続が決定したそうです。
毎年12月の周年祭では、コロナ禍前は豚汁を振る舞ったり、くじ引きを企画したりとお客さんを喜ばせていた波多江ふれあい市のメンバーの皆さん。
昨年も中止となったため、くじ引きの変わりとして、来てくれるお客さんにお米3合をプレゼントしたそうです。
さらにバレンタインには毎年チョコレートを準備。
皆さんの「ほんの少しのことだけど、来てくれる人に少しでも喜んでもらいたい」という思いと、対面販売ならではのふれあいに胸が熱くなる取材となりました。