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すまいる広場

お母さんも一緒に笑おうよ!団体ならではの活動で地域ぐるみの子育て支援

お母さんの居場所をつくりたいという思いから生まれた活動があります。前原公民館で開催している「すまいる広場」です。

主に前原校区の乳幼児と保護者を対象に、毎月第4木曜日の10時から12時まで。2002年に前原校区の社会福祉協議会が立ち上げ、今では校区の民生委員や福祉委員も加わり、20人ほどのスタッフで運営しています。

特徴は「団体ならではの活動」を多く取り入れていること。大きなイベントとして、5月にバスハイク、8月にそうめん流し、12月にクリスマス会があります。

バスハイクはバスを1台貸し切っての遠出。子どもからのリクエストで福岡空港に飛行機を見に行くことが多いそうです。そうめん流しは異文化交流を目的とし、九州大学の留学生と一緒に楽しみます。

クリスマス会では校区に住む高齢者と一緒にクリスマスソングを歌ったり、クイズゲームで盛り上がったり。他にも、消防署や警察署の見学、みかん狩りに行く年もあるそうです。

子どもが小さいうちは思うように外出できず、母親が一人で子どもと長時間向き合うこともしばしばありますよね。すまいる広場では、そんな親子に外出の機会をプレゼントし、いろいろな人に引き合わせることで「子育ては一人で頑張らなくていいよ」という雰囲気を伝えます。

「子どもはもちろんですが、何よりもお母さんに楽しんでほしい」と話すのは事務局長の日髙由美子さん。

「お母さんのための講座を年に数回開いています。フラワーアレンジメント講座は『お母さんが作品を持って帰る日』。ヨガでリフレッシュする日もあります」と教えてくれました。

子育てをしていると「自分のためだけの時間」はなかなか取れませんから、そういうひとときが持てるのはとてもうれしいことですね。

毎回活動の終わりごろに出す手作りおやつにも母親のことを考えた工夫がなされています。

たこ焼き、蒸しパン、チヂミに焼き餅。おやつといっても軽い食事のような内容です。これさえ食べておけば、帰る途中に子どもが寝てしまってお昼ごはんを食べ損ねても「まぁいいか」と思えそうです。

ニラたっぷりのチヂミを「友達と一緒だから食べられた」という子もいるようで、苦手克服をそっと後押ししています。取材をしたクリスマス会の日には、会場のみんなで糸島の郷土料理「そうめんちり」を食べましたよ。

すまいる広場は、子育てに奮闘中のお母さんがほっと息抜きできる場所、自分の楽しみを見つけられる場所です。あなたも一緒に「すまいる」しましょう!

【取材者】吉川美咲
※この記事は2019年12月26日の取材情報です。

【利用料】無料
※イベントによっては参加費がかかる場合があります。
※前原校区以外の方は一度お問い合わせの上、ご参加ください。

【問い合わせ】前原公民館TEL092(322)2481

団体名  すまいる広場

住所   糸島市前原東2丁目2-5 前原公民館

電話番号 092-322-2481

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