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糸島市木工体験実習館 トンカチ館

歴史や自然に感じ入る 糸島の山とつながる体験拠点

糸島といえば、海辺のおしゃれなカフェだよね。そんなイメージを抱いている市外の方は多いかもしれません。けれども、糸島は海だけじゃないのです。今こそ糸島の山を感じてみませんか。

202号線を山側方面に、伊都国歴史博物館を目指し、怡土(いと)小学校横のせんだん通りを進むとファームパーク伊都国があります。直売所の新鮮な農産物を横目に見ながら歩いたその先が、今回紹介するトンカチ館。大人でもわくわくするようなたくさんの木のおもちゃが出迎えます。

2017年4月から市の指定管理を受け運営しているトンカチ館は、月に1回木工体験イベントを行っていて、事前予約にて気軽に利用することができます。

イベントの内容は季節や利用者の要望から決定し、クリスマスツリーの飾り物を作ったり、子育て世代からのリクエストでフレームボックスを作ったり、副館長の松隈さんが丁寧に指導してくれます。抱っこひもで子どもを抱えた人でも参加可能です。

木工体験も随時行っており、体験キットを購入して参加します。

キットの人気は宝箱や貯金箱です。丸太の輪切りに絵を描く幼児向けのメダル作りなどは、手軽な料金で体験できて、家族みんなで楽しめるのも魅力。また、みがきシリーズの箸やスプーンは紙ヤスリで磨くだけで完成する作品で、小さな子どもが簡単に作れるうえ、記念にもなりそうです。

道具の使い方からカッティングボードなどの制作を学ぶ「ウッドワーキングスクール」は大人向けで、全4回(講習料金11,000円+自由課題材料代)を2か月に渡って行います。本格的に木工を学び、卒業制作では利用者の希望に応じて、机や椅子などの家具を制作します。

子供会や学校の行事向けには、糸島の森林を守り育むための木育プログラムがあります。

「野菜を生産するのに半年。でも木材を生産するには50年から60年かかる」と語る松隈さんの「森の話」からは、途方もない年月の長さとその間に受け継がれる職人の働きに尊さを感じます。

森林ボランティアの育成や森林学習、林業体験などを指導する「糸島市林業研究クラブ」が協力して行う「間伐体験」は、木育プログラムの一番のイベント。大木を倒し、一本の大木がなくなるとどれほど森林に光が入るのかを感じることができるそうです。

森林を生かすということがいかに大変で重要なのかを未来を支える子供たちに伝えています。

近年の糸島市では海側が脚光を浴びています。一方山側にも、ロマンあふれる歴史や豊かな自然、新鮮な農産物などたくさんの魅力があります。

「まだまだ知名度の低い山側の魅力をより多くの人に伝え、山に人を呼び寄せたい」と松隈さん。

「今後は、伊都国歴史博物館、怡土公民館、ファームパーク伊都国と一丸となってイベントを開催し、深い歴史や未来につながる木育などを多くの人に伝えていきたい」と意気込みを語ってくれました。

【取材者】ママライター 平尾美葉
※この記事は2020年1月24日現在の取材情報です。
※イベントのスケジュールは、トンカチ館ホームページで確認してください。
糸島市木工体験実習館 トンカチ館 (TEL)092-322-7662

【施設利用料金】    500円
体験キット(貯金箱 ハウス、貯金箱 小さな椅子 宝箱 お箸 組合せキューブ メダル等)

団体名  糸島市木工体験実習館 トンカチ館

住所   糸島市高祖747-1

電話番号 092-322-7662

FAX番号 092-322-7662

E-mail  tonkatikan@gmail.com

HP   https://tonkati.jimdofree.com/

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