自主的な体験活動を通して
将来活躍できるリーダーを育てたい
糸島市教育委員会生涯学習課では青少年健全育成事業として主に三つの事業を行っています。
一つ目は、家庭ではなかなかできないことに挑戦するドリームトレイサー事業です。会員数は36名。小学4年~6年生までの子どもたちが4班に分かれて、年6回の講座を受講します。糸島市教育委員会生涯学習課の担当者が多くの体験をしてほしいとキャンプ、沢登り、カヌー体験、登山などを企画しています。
活動はボランティアスタッフと一緒に行いますが、中にはドリームトレイサー出身のスタッフもいるとのこと。先輩の存在は心強いですね。
二つ目の糸島チャレンジクラブ「どんぐり」は、糸島市の中学生、高校生の23名の会員がいます。
活動内容は野外活動や沢登り、調理実習などさまざま。幅広い知識を習得し「たくましく生きていく力」を身につけることを目的として活動しています。 高校生が自主的に動いて、中学生に教える姿が見られます。
「私たち二人は食にはこだわっているんです」と笑顔で話す担当者。クリスマス会では、ローストビーフ、チーズフォンデュ、クリスピーチキンなど豪華な料理を作り、スープは顆粒だしを使わず、鶏がらからだしを取るこだわりぶり。家庭ではなかなかできないことを体験してほしいという思いが料理からも伝わります。
三つ目は糸島市子ども会ジュニア・リーダー研修会で、糸島市子ども会育成会連絡協議会と一緒に活動します。
子ども会で小学生にレクリエーションの指導や野外活動の手伝いをするリーダーの育成を行います。講座の半分近くは座学になり、ジュニア・リーダーとしての役割、心得や子ども会活動について学びます。
最初は大勢の人の前で上手に話せなかった子どもが、講座の度に徐々に話せるようになり、大人相手に講師役をするまでに成長することも。
「成果がすぐ表れる仕事ではありません。三つの事業を修了した子どもが糸島市青年団に入り、成人式の時に代表のあいさつをした時はうれしかった」「ドリームトレイサーに保護者に連れてこられて最初は乗り気ではなかった子どもが、回数を重ねるごとにしっかりして、最終的にジュニア・リーダーになりました。その姿を見ると、自分たちがやっていることには意味があるんだなと実感します」と担当者は話します。
たくましく成長でき、違う学校や異学年の友達もできますよ!
【取材者】ママライター 柳詰紘子
※この記事は2020年1月22日現在の取材情報です。
糸島市教育委員会生涯学習課
(TEL)092-332-2092
(MAIL) shogaigakushu@city.itoshima.lg.jp
ドリームトレイサー
【会費】
全講座で10,000円以内
糸島チャレンジクラブ「どんぐり」
【会費】
年間1,500円(その他材料費などの実費徴収あり)
糸島市子ども会ジュニア・リーダー研修会【参加費】
4,000円(4回分)、2年目の研修生は1,000円
団体名 糸島市教育委員会生涯学習課
住所 福岡県糸島市前原西1丁目1-1(糸島市役所 新館 6階)
電話番号 092-332-2092
FAX番号 092-321-0920
E-mail shogaigakushu@city.itoshima.lg.jp