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子育て支援センターすくすく

年齢別教室でふれあい体験を

人とつながりながらの子育てを支援する場として、糸島市が開設した子育て支援センター。前原、二丈、志摩の市内3ヵ所に開所しているうち、前原東にあるのが「すくすく」です。

すくすくは、伊都文化会館の西側に2005年竣工。保育士をはじめ、子育てサークルの活動や育児経験がある職員が在籍し、遊び場の提供、育児相談などの支援を行っています。


0歳から就学前の子どもを対象にした「子育て教室」では、季節ごとの制作やふれあい遊びを親子で楽しめます。0歳児、1歳児、2歳児以上と年齢別に設けて実施しています。
0歳児教室は保護者向けの講話や交流などが中心。成長や発達に幅がある1歳児は、育児アドバイスや親子のふれあいを重視しています。2歳児になると就園に向けての練習も意識しています。年齢別にすることで、成長に合った活動を体験でき、同じ年齢の友達を作りやすいといいます。

1歳児教室を担当している保育士の嶋田千春さんは、「初めて来所したお母さんの緊張した顔が、帰る頃には笑顔になり、『楽しかった、また来ます』と声を掛けられるとうれしいです。子ども達の成長を一緒に感じられるのも楽しみのひとつです」と語ります。

この日の1歳児教室も、多くの親子が集まりとてもにぎやか。制作では、子どもでも扱いやすいシールやクレヨンを使います。目新しい道具に子どもたちも興味津々。「ここどうするの?」「そこはね…」というお母さん同士の会話も生まれていました。

途中で泣いたりぐずる子がいても、先生が優しくフォロー。歌や手遊びで、子どもはあっという間に笑顔になります。好奇心旺盛な子どもを作業に集中させるのはなかなか大変ですが、先生たちの言葉掛けや接し方などは、とても参考になります。

制作の後は絵本の読み聞かせ。先生の声に合わせて体を動かしながら、子どもたちは目をキラキラさせて引き込まれていました。

教室や講座以外の日や時間帯は、「すくすく広場」として遊び場を開放しています。広場にあるおもちゃは自由に使えて、手に取り遊ぶことで発達を促すようなものもあります。また、子どもたちの大好きなボールプールや滑り台も設置。

「集団で遊ぶ場なので片付けや遊び方などの約束を決め、けがなく安心して遊んでもらえるようにしています」と嶋田さん。


広場には見守りの先生がいて、子どもを遊ばせながら相談にも乗ってもらえます。日常のちょっとした不安や心配事も気負わずに話せるので心強いですよ。 ボランティアで見守りをしている溝尾桂子さんは、保育士の経歴を持つ子育ての大ベテラン。子どもにも人気の、頼れる存在です。

すくすくをよく利用しているというお母さんは、「先生たちがいつも温かく迎えてくれるので安心感があります。子どもを一緒に育てている感じで心強いです」と、穏やかな表情。 赤ちゃんコーナーには布団が置いてあるので、首が据わっていない赤ちゃんを連れての利用も安心です。

掲示板には、サークルや託児情報、保育園や幼稚園に関する情報もたくさんあります。子どもの成長に応じた情報がきっと見つかるはず。

「1人きりの子育てではなく、喜びも大変さも誰かと共有してほしい。支援センターを相談の場として気軽に活用してもらい、一緒に子育てできればと思います」と嶋田さんは話します。
頼れる先生たちや同じ思いを持つ親同士の出会いが、子育てを頑張るお母さんの支えになってくれますよ。

【取材者】 ライター 榮 鮎子
※この記事は2019年4月24日の取材情報です。
※教室や広場のスケジュールは、毎月発行の子育てカレンダーで確認してください。

団体名  子育て支援センターすくすく

住所   糸島市前原東二丁目1番25号

電話番号 092-321-0464

FAX番号 092-321-0464

E-mail  sukusuku@city.itosima.lg.jp

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