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おもちゃ病院伊都国

あなたのおもちゃが生き返る場所

壊れてしまったおもちゃ、もったいなくて捨てることができないおもちゃが、おうちに眠っていませんか?そんなおもちゃを生き返らせる病院が、実は糸島にあるんです。

おもちゃ病院伊都国では、壊れたおもちゃを目の前で修理してくれます。修理費は無料、負担は足りない部品にかかる実費だけ。メンバーの会費とサンキュー募金の寄付で成り立つ、ボランティア団体です。

子育て支援センターすくすくで毎月第4土曜日に、波多江公民館では奇数月の第2土曜日に定期開催していて、時間は午前10時から午後2時まで。

ここでは持ち込まれたおもちゃは患者さん。現在21名のメンバーがそれぞれの得意分野を生かし、ドクターとしておもちゃを治していきます。

仲間と肩を寄せ合い取り組む時間を楽しんでいるという皆さん。その和やかなムードは部屋中に広がり、訪れた人たちの居心地の良さにつながっています。

時には子どものおもちゃを持ち込んだお母さんの子育て相談に乗ることも。
「おもちゃが壊れていなくても来たいくらいです」と赤ちゃんを抱くお母さんから笑顔がこぼれます。

活動はおもちゃの修理だけではありません。小中学生が壊れたおもちゃを自宅から持ち寄り自ら修理する体験学習を、学校訪問にて続けています。

捨てればごみになる壊れたおもちゃが修理により復活する体験を通し、物を大切にすることや自分で工夫することの楽しさを伝えています。

また、家に眠っているおもちゃや絵本を提供してもらい、点検・整備後、育児施設や保育施設へ寄付する「おもちゃ箱」という活動も行っています。提供してくれた方には「かえっこ」ポイントを発行し、各地で開催するおもちゃの交換イベントで、好きなおもちゃと交換できる仕組みになっています。

この「おもちゃ箱」の事業に思いがけない出来事がありました。

「おもちゃをミャンマーの孤児院へ寄付してほしい」という依頼が舞い込んだのです。戦災孤児である子どもたちへ、これまでに2回のおもちゃの発送が行われました。おもちゃを受け取り笑顔で遊ぶ子どもたちの写真が届き、とてもうれしかったとメンバーの方は語ります。

物を大切にしてもらいたい、目の前でおもちゃを生き返らせて子どもたちに喜んでもらいたい、これからの人生において捨てるではなく直して使うという選択肢を持ってもらいたい。その思いから始まった事業が、人とのつながりを通して国際貢献へと発展しました。

思い出のあるおもちゃを生き返らせたい方、これからも誰かに大切にしてもらいたい方、子どもの物を大切にする心を育てたい方は、ぜひおもちゃ病院伊都国へ足を運んでみてください。

【取材者】平井菜々香
※この記事は2020年1月11日現在の取材情報です。

団体名: おもちゃ病院伊都国
HP  : https://omotyaitokoku.ninpou.jp/
開設場所 : 糸島市立波多江公民館・糸島市子育て支援センターすくすく

※「おもちゃ箱」ボックスは、おもちゃ病院伊都国の開催会場、糸島市子育て支援センターすくすく(常設)糸島市NPOボランティアセンターこらぼ糸島(常設)にあります。お家に眠るおもちゃをぜひお持ちください。

団体名  おもちゃ病院伊都国

電話番号 080-8390-8154

HP https://omotyaitokoku.ninpou.jp/

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