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糸島少年消防クラブ

消火活動や体験を通じ
自ら行動できる地域防災の担い手を育成

子どもたちの防災意識の向上を目的に、糸島少年消防クラブが発足したのは、1983年8月。現在、糸島市内の小学生男女29名(原則小学3年〜6年生まで)が隊員として所属しており、指導員15名が指導にあたっています。

活動は6月の入退団式から始まります。糸島市消防本部で式典を行い、はしご車の試乗や放水、消火器を使った訓練、A E Dの使用方法などを体験します。初めての参加で、なかには緊張する子もいますが、訓練中はみんな真剣に取り組んでいます。

夏休みには糸島市二丈福井にある真名子木の香ランドにて1泊2日でキャンプを行います。規律訓練、ロープを結ぶ結索訓練、自炊、キャンプファイヤーなど、年度によって内容は変わりますが、消火訓練は隊員全員が消火器を使えるようにと毎年必ず取り組んでいます。

10月は防災施設の見学へ。年度ごとに施設は異なりますが、福岡市民防災センターなどの見学に行って、災害や防災について学んでいます。

1月は消防出初式に参加します。緊張感のある雰囲気の中、団旗を持って列を合わせながら、消防署、消防団の大人たちの後に続いて一緒に行進を行います。保護者や地域の人に、日頃の訓練の成果を見てもらう良い機会です。

2月は体力づくりを兼ねて糸島市内の山に登り、山火事防止パネルの設置を行っています。今までに登った山は可也山、立石山、高祖山など。2020年は雷山を予定しています。

「1年間さまざまな活動をすることによって、防災知識を習得し、現在災害が増えている中で、自分たちの住んでいるところは自分たちで守るという意識を持ってほしい」と指導員一同願っています。
少年消防クラブ出身の糸島市消防職員も数人いるのだとか。幼い頃の経験がきっかけになったのかもしれませんね。

制服は退団まで貸与され、帽子のみ買取です。着用すれば少年消防クラブの一員であることを自覚し、気が引き締まりそう。

「数十年に一度」といわれる災害が毎年起こるような近年。これからは子どもの頃から防災意識を高め、いざというとき自分で考えて行動し判断する力が必要になります。

興味のある方は糸島少年消防クラブ事務局(糸島市消防本部予防課)まで問い合わせてください。

【取材者】ママライター 柳詰紘子
※この記事は2020年1月15日現在の取材情報です。

糸島少年消防クラブ事務局(糸島市消防本部予防課内) 
(TEL)092-332-8026
(MAIL) yobo@city.itoshima.lg.jp

【会費】
年会費5,000円
帽子代500円

団体名  糸島少年消防クラブ

住所   福岡県糸島市前原1783番地1

電話番号 092-332-8026

FAX番号 092-324-4514

E-mail  yobo@city.itoshima.lg.jp

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