一人で頑張らなくてもいいんだよ
お母さんを託児で応援
2000年に誕生した南風校区。前原市立南風小学校が開校し新しい住宅が建ち、子どもも増えました。そんな南風校区に住むお母さんに楽しく育児をしてほしいという思いから、子育て支援ひまわりの会の活動が始まりました。
ひまわりの会は、糸島市立南風公民館の談話室を利用して子どもの託児を行っています。代表の中野さんを中心に、子育て経験者など18名の女性スタッフが在籍。ボランティアで活動を続けています。
窓の外に広がるのは多久川の豊かな自然。明るい日差しが差し込む広々とした部屋で、最大15名のお子さんを預かります。
毎月第1・3木曜日の午前10時から12時までの2時間利用できます。対象は、首の据わった赤ちゃんから入園前の未就園児です。料金は、南風校区に住んでいる人は1回100円、南風校区外の人は200円。予約の受け付けは利用したい週の月曜日からで、申し込みが多いときは抽選です。
「お母さんと離れると泣いちゃう子もいます。ときにはずっと泣き通しで疲れて寝ちゃう子もいますよ。でも大丈夫、泣きたかったら泣いていてもいいんだよという気持ちで付き合います。安心して任せてください。」とスタッフの立石さん。
この日もお母さんと離れるときに泣いている子がいました。しかし、20分もすると泣きやみ、次第にスタッフから離れて一人で遊びだしました。
子どもたちはままごとをしたり、好きなおもちゃで遊んだりして過ごします。普段とは違った遊びや、異年齢の子どもたちと関わりを持てるのも託児の良さです。初めて会った子もいつの間にか仲良くなって、子ども同士で遊び始めます。
年に2回、七夕とクリスマスには季節の飾りを作ったり歌を歌ったり、全体での活動も行っています。クリスマスにはサンタクロースが来てくれるそうです。
「預けている間は好きなように過ごしてください。買い物したりお昼寝したり、遠慮なく預けてください。お母さんが何もかも一人で頑張らなくていいんだよ、いうことを活動を通して伝えていきたいです」と立石さん。
私自身、今まで託児を利用したことがありませんでした。子どものことは自分がやらなきゃ、自分が我慢すればいいと思っていました。同じように感じているお母さんたちにも気軽に利用していただきたいです。いつでも、スタッフのみなさんが温かく迎えてくれますよ。
【取材者】ママライター 篠原 優
※この記事は2019年6月28日現在の取材情報です。
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