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糸島市病児・病後児保育施設コアラ

働くパパやママを病児・病後児保育で温かくサポートタイトル

子育てをしていると、誰もが経験する子どもの突然の病気。看病したいけれど、仕事を休むのは難しいというご家庭もあるでしょう。そんな時に利用できるのが、糸島医師会敷地内にある「糸島市病児・病後児保育施設コアラ(以下:コアラ)」です。2003年4月の開設以来、申し込みは増え続け、2018年度は999人の利用がありました。

コアラでは、生後3か月から小学校6年生までの子どもを最大10名預かります。

病気の回復期、または、病気の回復期には至っていないが入院治療の必要はないと医師が判断した子どもが対象。保護者がやむを得ない理由で保育できない、保育園などで集団生活ができない、という2つの状態を満たすことが条件です。

利用する場合はコアラに電話予約し、かかりつけ医に書いてもらった連絡票を持参します。

年齢や病状に応じて、おおむね1人の保育士が1~3名の子どもを担当します。

「働くパパやママを支援したい!」という思いを持った、ベテランの保育士さんが集まりました。

「家庭ではテレビを見ることが多いだろうから、ここでは避けよう」と、テレビをつけることはまずないそう。子どもたちは、午前中は保育士さんとおもちゃで遊んだり、絵本を読んだり。午後はお昼寝をして、穏やかに過ごしていました。

「コアラ内で病気がうつらないよう、感染対策には一番気を使っています。病児保育マニュアルに沿って対応しています」と話すのは、主任看護師の上水口(かみみずぐち)美鶴さん。

症状別に部屋を分け、遊んだおもちゃや絵本は必ず消毒。感染経路となるシーツは毎日交換し、手袋・エプロン・マスクは使い捨てです。定期的な検温や水分管理などの病状管理も厳重に行っています。

「初めて利用される時はご両親もお子さんもとても不安だと思います」と上水口さん。

「泣く子はたくさんいます。でも気持ちを切り替えて、すぐに遊び出す子が多いですね。ずっと泣いている子には、その子が落ち着くまで抱っこしていますから安心してください」と頼もしく話します。お迎えの時には、看護師が子どもの様子を伝えるほか、保育日誌を渡し、両親も安心できるよう配慮しています。

「元気なのが一番だけど、また来たい!ってお子さんが言ってくれるとやっぱりうれしいですね」と優しい笑顔で話すスタッフの皆さん。

保育園児の中でもコアラの評判は広まり、初めて利用するママが「うちの子がお友達にコアラのことを聞いていて、ずっと行きたがっていました」と話したこともあったそう。そんな子どもたちも大好きなコアラ。働く女性の増加に伴い、需要が一層高まる中、これからもパパやママを温かくサポートしてくれるでしょう。

【取材者】ライター 中村由佳
※この記事は2020年1月22日の取材情報です。

【利用料金】
●1日あたり2,000円(同時に2人以上の利用で2人目以降半額)
※所得による減免あり
※糸島市外にお住いの方は、同一世帯における利用人数に関わらず、1人につき1日あたり3,000円

団体名:糸島市病児・病後児保育施設コアラ
住所:糸島市浦志532-1(糸島医師会敷地内)
電話番号:092-322-9720
HP:http://www.itoshima-med.or.jp/original11.html
メールアドレス:なし

団体名  糸島市病児・病後児保育施設コアラ

住所   糸島市浦志532-1(糸島医師会敷地内)

電話番号 092-322-9720

HP    http://www.itoshima-med.or.jp/original11.html

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